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0404 第404話 酒蔵の町・新川ものがたり 「奈良酒」
平安から江戸時代にいたる酒造り
ついで、各地方のそれぞれの地名をつけた「田舎酒」の総称から独立した
のが、古都奈良で醸造された「なら酒」である。
しかし、この奈良酒は醸造技術の進歩とともに、市中のものよりは正暦寺、
中川寺などの寺院で醸造された僧門酒、いわゆる「みぞれ酒」「あられ酒」
が有名で、これは参詣人に与えるとともに一般に売り出された。
なかでも菩提山(ぼだいさん)正暦寺の秘法醸造酒「ぼだいせん」は、精
白した麹(こうじ)と米を使用した上等の酒「諸白酒」(もろはくさけ)の
最初のものといわれ、この技術は「山家の流儀」として江戸時代の酒造りに
も伝承されていったという。
(酒蔵の町・新川ものがたり 大関と木藤七、木藤夫、木文雄、
沢和哉共編 清文社刊より)
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