0401  第401話  酒蔵の町・新川ものがたり 「解説」
   江戸の新川といえば、日本酒と切っても切れない町

 遠く、兵庫の灘から特別仕立ての千石船で、運行に知恵をしぼり3〜4日
の短時間(普通は2週間位)で運ばれてきた酒である。勢いがある。
 降ろされたのは、江戸、隅田川(当時、大川)永代橋のたもとの新興地
新川である。 酒問屋も新川に集中した。

 木藤夫、木文雄、沢和哉共編「酒蔵の町・新川ものがたり」は、
明治期に京橋新川で酒卸しを業とした中井酒店の出店主・木藤七一家の
生きざまを再現する試みである。とされた貴重な資料から、酒問屋の生活
を紹介させて頂く。編者の一人木文雄さんは(本家筋のいとこにあたる
木藤夫さんが所蔵する資料解読を元にした)と述べている。
「木文雄さんは元国鉄総裁であった方。木藤七さんは祖父にあたります。
 紹介者註」

(酒蔵の町・新川ものがたり 大関と木藤七、木藤夫、木文雄、
 沢和哉共編 清文社刊より)